The Strokes - Under Cover Of Darkness
でもそれがさ、"本来のストロークス"であるか、といったらまた話は別になってくるんじゃないかな。2011年の彼らが作ったアルバムはもはやリバイバルでも、ガレージ・ロックでもない。これまでのイメージからもがき苦しんで、抜け出そうっていう感じがするのよね。するとさ、不思議なことに2019年に聴くとこの作品がやけに新鮮に聴こえてくるわけ。なんていうか、当時のサウンドの流行だとかを一切気にしていないんだよね。
去年、ビリー・アイリッシュっていう今、最高のアーティストがこのアルバムに入ってる「Call Me Back」をカバーしていたんだけど、それが本当にかっこよかったの。最初聴いた時は思わず、彼女の新曲かと思っちゃうくらい。でも、よーく聴いたらどっかで聴いたことあるよな、これってなったわけ。全然古臭くないし、すごく新しい。やっぱりそれはさ、流行やバンドのイメージに流されなかったからなのかもしれないよね。評価が低くなる可能性は高くなるけれど。そんなわけで、ストロークスのこのアルバムは、リリース当時、2011年よりも今、2019年聴くに値する作品だと思うのよ。
Billie Eilish - Call Me Back (Cover)
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